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世界的にも優れた『Aめっき』
弊社が取組んでいる『Ａめっき』は、低鉛・低カドミウムの環境に優しい溶融亜鉛めっきです。既存のめっきと比較し鉛含有量は：約10,000ppmの50分の1以下、カドミは：約1,000ppmの200分の1以下です。環境先進国のＥＵで発令された有害物質規制法のローズ指令（ＲｏＨＳ）では、鉛：1,000ppm以下、 カドミ：100ppm以下がその規制値ですが、国内の溶融亜鉛めっきではそれぞれ、規制値の10倍以上の有害物質を含んでいる事になります。
先日ある協会から調査報告書が発表され、最近ローズ指令に溶融亜鉛めっき除外項目が設けられ、鉛規制値が緩和されたことが知らされました。調査した、英国・ドイツ・ベルギーにおいては環境面を配慮し比較的低い鉛濃度で操業管理をしており、ミニマム2〜3,000ppmまで下げている企業もあるとのことですが、規制値の1,000ppm以下には今のところ届かず、ＥＧＧＡなどの団体が働きかけ今回の除外項目の設定に及んだものと考えられます。ただし、カドミには適用されず国内の現状ではローズ指令をクリアーできない事になります。これらから、弊社を初め国内において規制値以下の低鉛・低カドミで操業している企業は世界的にも優れた企業であると言えます。
一方で規格が一時的に除外・緩和されたとしても有害物質が除外されたわけではなく、選択するのはあくまでもユーザーですが、世界的な環境意識の高まりは大きな流れであると思います。
今後日本が世界に先駆けて環境に配慮した技術開発が広がることを期待するところです。